
ダイヤモンド砥石は、名前が同じでも構造や用途が異なります。普通の水砥石で行っていた浸水や面直しを、そのまま適用しないでください。刃物を研ぐ製品か、砥石の平面を直す製品かを分け、指定の水の使い方で始めます。
刃物用と面直し用を見分ける
ダイヤモンドを研磨材に使う道具には、刃物の研ぎ用と砥石の面直し用があります。平らな板状だから兼用できるとは限りません。DMTも、研ぎ用製品を面直しに使った摩耗について、専用品と同じ扱いにしないよう案内しています。
粒度だけでなく、対応する刃物の材質や研磨面の構造を確認します。表面の薄い層で働く製品と、砥粒を含んだ層を持つ製品では手入れが違うため、『ダイヤモンドなら減らない』と決めつけないことが大切です。
水に浸す時間を自己流で決めない
例えばナニワ研磨工業のダイヤモンド角砥石135は、表面を水で濡らして使用し、浸水は不要と案内されています。これはその製品の条件です。別の製品へ同じ準備や油の使用を広げず、取扱説明を確認してください。
安定した台に固定し、研磨面の状態を確かめてから使います。削れないと感じても強く押し付ける前に、目詰まりや対象材との適合を確認します。必要以上の力より、指定の当て方で刃の角度を保つことを優先しましょう。
使用後は研ぎくずを残さず保管する
研磨面や台に残った水分、研ぎくずは製品指定の方法で除きます。金属の台を持つ製品では、濡れたまましまうことが手入れの問題になる場合があります。洗浄できる範囲も説明書で確かめましょう。
普通の砥石の面直しと同じつもりで、ダイヤモンド層を別の砥石へ強くこすり付けるのは避けます。使い心地が変わった場合は清掃方法や交換目安を確認し、表面を削り落として直そうとしないでください。

