
注ぐたびに粉が掘れて深い穴になるなら、お湯の勢いと注ぐ位置を確認します。穴の形だけで味の良否は決まりませんが、一点へ強い湯を当て続ける状態は見直せます。
ワクちゃん:穴ができたから、反対側へ強く注いでいるよ。
チャッピー:まず勢いを弱めよう。偏りを追いかけないほうが確かめやすいね。
注ぐ前の粉層を平らにする
ドリッパーへ粉を入れたら軽くゆすり、片側に山が寄っていない状態にします。偏った粉層では薄い部分へお湯が流れやすくなり、注ぐ操作をそろえても均一に通りにくくなります。
粉を押し固めて平らにするのではありません。量を量り、器具に合う挽き目を使ったうえで、表面の大きな偏りを整えます。
ワクちゃん:粉は山のまま入れていた。
チャッピー:注ぐ前に軽く平らにしよう。押し固める必要はないよ。
高い位置から一点へ落とし続けない
ポットを必要以上に高く持つと、粉を動かす勢いが強くなります。湯の筋を細く安定させ、粉面へそっと置くように注いでみます。注ぎ口を粉や湯面へ押し付ける必要はありません。
中心から小さく円を描くなど、使う器具のレシピに合わせて位置を動かします。深い穴を埋めようと別の一点へ強く注ぐと、偏りが移るだけになる場合があります。
ワクちゃん:高い位置から注ぐと格好いいけれど?
チャッピー:粉を掘るなら高さを下げて、湯の筋を安定させてみてね。
最後の見た目より、味と条件の再現性を見る
粉面の中央が少しくぼむこと自体は、直ちに失敗を意味しません。湯量、抽出時間、味を一緒に確認します。写真と同じ形を作るために、抽出の終わった粉をいじる必要はありません。
次回は同じ粉量で、注ぐ高さか勢いのどちらかだけを変えます。湯があふれそうなときは注ぐのを止め、安全に落ち着いてから原因を確認してください。
ワクちゃん:少しくぼんだだけでも失敗かな。
チャッピー:見た目だけで決めないで、味と抽出条件も一緒に見よう。

