
フルートが息の音ばかりになるときは、息の量を増やす前に、歌口の縁へ息が当たる位置を探します。唇の穴や頭部管の角度が少し変わるだけで響きは変わります。最初は頭部管だけで、短く音が出る位置を確かめましょう。
歌口を下唇へ置く位置を整える
鏡で歌口と唇の中心を確認し、下唇を安定して置きます。歌口を塞ぎすぎたり、唇から大きく離したりしていないか見ます。口角を横へ強く引き続けず、息の出口を小さくまとめます。
具体的な唇の形には個人差があるため、見た目の左右対称だけを目標にしません。音がまとまる位置を基準に、頭部管を持つ手が動くたび位置が崩れていないか確かめます。
角度を少しずつ変えて響きを比べる
頭部管をわずかに内側・外側へ回し、同じ程度の息で音の芯が出る位置を探します。大きく回しながら強く吹き続けず、一回ごとに短く試します。音が出たらその角度を保って再現します。
息が散る場合は、出口が広がりすぎていないかも確認します。勢いだけを増しても、縁へ当たらなければ息の雑音が増えます。量、方向、唇の形を同時に変えず、一つずつ比べます。
管体を付けたときの姿勢を見直す
頭部管では鳴るのに組み立てると不安定になるなら、重さや横向きの構えで唇との位置が変わっていないか確認します。楽器に合わせて首を無理に曲げず、支持する手と姿勢を整えます。
短い発音を繰り返して疲れたら休みます。めまいがするほど吹き続けず、講師に息の当たる角度を見てもらう方法もあります。特定の音だけ鳴りにくい場合は、歌口だけでなく運指やキーの状態も確認しましょう。

