
点光源の玉ボケが多角形やレモン形になるのは、絞りの形や画面周辺へ届く光の制限が関係します。まず中央と端を比べ、次に絞りを一段ずつ変えると、形が変わる理由を見分けやすくなります。
中央と周辺の形を比べる
同じ点光源でも中央は丸く、端ではつぶれた形になることがあります。開放付近で周辺の光が遮られる口径食が一つの要因です。レンズの故障と決める前に、点光源を中央寄りへ配置して比較します。
主役にピントを置いたまま構図を変え、背景の光がどう変形するか観察しましょう。光源自体が細長かったり、枝に隠れていたりする場合もあるので、全てをレンズだけのせいにしないことが大切です。
絞ったときの多角形を確かめる
絞りを小さくすると、その開口形状がぼけの輪郭に現れる場合があります。羽根の数や形はレンズごとに異なり、どのF値でも完全な円になるとは限りません。
開放から少し絞ると周辺のつぶれが改善しても、さらに絞ると角が目立つことがあります。明るさをそろえた数枚を比較し、丸さだけでなく主役に必要なピントの深さも確保します。
配置とぼけの大きさを一緒に選ぶ
丸い玉を目立たせたいなら、画面の中央寄りに光が来る撮影位置を探します。背景との距離や主役までの距離を変えるとぼけの大きさも変わるので、輪郭が見やすい大きさで確認します。
少し変形した玉ボケも写真の雰囲気になることがあります。丸さを優先して主役を不自然な位置へ追いやるより、視線の流れや背景の明るさまで見て採用する一枚を決めましょう。
関連記事
参考:ニコン・F値とぼけの形 / ニコン・玉ボケの撮影と絞り。

