
人物の頭と背景の電柱が重なると、一本につながったように見えることがあります。人物だけを注視せず、頭・肩の輪郭を一周して背景との接点を探し、撮影位置を少し変えて外します。ぼかす前の配置確認が有効です。
主役の輪郭から背景を見る
目や表情へピントを合わせた後、頭の上、耳の横、肩の端へ視線を移します。電柱だけでなく木の幹、標識、窓枠などの線が輪郭から伸びていないか確認してください。
背景がぼけていても、明暗の強い線は残る場合があります。画面を小さく見たときに変なつながりが目立つなら、ぼけ量を増やすだけで解決しようとしない方が確実です。
左右への小さな移動で間隔を作る
カメラを左右へ少し動かし、人物と背景の線の間に余白が生まれる位置を探します。主役と背景の距離関係で動く量は違うので、実際の画面を見ながら調整します。
場所を変えられない場合は、カメラの高さを変える、人物に無理のない範囲で位置を移してもらう方法もあります。道路や立入禁止場所へ出てまで重なりを外す必要はありません。
直した場所の反対側も確認する
頭の電柱を外した結果、肩に別の看板が重なることもあります。一か所直すたびに四隅と輪郭全体を見直し、背景を整理した一枚を撮ります。
撮影後の消去加工に頼る前に、立ち位置を変えた写真を残しておくと選択肢が増えます。表情が自然な瞬間を逃さないよう、人物を待たせる前に背景を決めておくと進めやすくなります。

