
昼間に水の流れなどを長く露光したいとき、NDフィルターで入る光を減らすと、明るすぎる写真にせず露光時間を延ばせます。先に欲しいシャッター速度を決め、現在の明るさから必要な減光量を考えます。
何秒にしたいかを先に決める
フィルターなしで構図とピントを整え、使いたい絞り・ISO感度で適正な速度を確認します。その速度からどれだけ長くしたいかが、濃さを選ぶ基準です。
例えば他の条件が同じなら、1/125秒を約1秒にするには約7段の減光が目安です。水や雲の動きによって見え方が変わるので、最長時間を目指すのではなく、狙う動きから決めましょう。
倍率と段数の表示を区別する
ND8のように露出倍数を表す表示なら、光量を約8分の1にし、同じ明るさを保つ露光時間を約8倍にできます。これは3段分です。数字をそのまま段数だと思わないようにします。
製品には濃度など別の表記もあるので、パッケージの減光段数を確認します。計算は出発点であり、雲が動いて光が変われば結果も変わります。試し撮りで明部が失われていないか見ます。
装着後にピントと四隅を点検する
濃いNDでは構図やピントを確認しにくい場合があります。装着前に整えた設定が動いていないか、三脚の固定とともに確かめます。リモート操作やセルフタイマーなら押す際の揺れを減らせます。
重ね付けは四隅のケラレ、可変式は設定による濃淡むらにも注意します。撮影後は中央だけでなく画面全体を確認してください。通常のNDを太陽観察用の保護具として使うことはできません。
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参考:ケンコー・NDの減光量と選び方 / ケンコー・ND8の減光量。

