
三脚の脚側にある水準器が水平でも、雲台でカメラを傾ければ写真は傾きます。脚の土台と、実際に写すカメラの向きを分けて調整してください。最後はカメラの水準表示や画面内の基準線で確かめます。
水準器がどの部分を測るかを見る
脚の付け根、雲台の基部、カメラを載せる台では、それぞれ示す面が異なります。水準器の位置を確認し、その上に角度を変えられる関節が残っていないか見ます。
例えば脚側を水平にした後、自由雲台のボールを傾けると、カメラは自由に傾きます。脚の気泡が中央にあることは、写真の水平まで保証する印ではありません。
安定した脚の上でカメラの傾きを直す
先に脚の接地とロックを確かめ、倒れにくい土台を作ります。次にカメラを支えながら雲台を調整し、カメラ内の電子水準器やグリッドを見て左右の傾きを整えます。
雲台を締めた瞬間に少し向きが動くこともあるので、固定した後に再確認します。プレートの取り付けや締め付けが緩い場合は、無理に角度で帳尻を合わせず、正しく装着し直します。
写真の中の線が本当に水平か考える
海の水平線は基準にしやすい一方、坂道や斜めに伸びる屋根は水平とは限りません。一本の線へ無条件に合わせず、カメラの表示と複数の手掛かりを使います。
左右の傾きが直っても、カメラを上へ向ければ建物の縦線がすぼまって見えます。これは撮影方向による遠近感も関わるため、水準器だけで全ての線を平行にしようとしないでください。
関連記事
参考:スリック・雲台の調整軸と水準器 / ニコン・撮影位置と遠近感。

