
ナスの更新剪定は、どの株にも同じ時期に必ず行う作業とは考えません。成り疲れや枝の混み具合、残りの暖かい期間を見て、収穫を一時休んで枝を更新するかを判断します。
更新する目的がある株か確認する
更新剪定は、枝を切り戻して新しい枝を育て、秋の収穫につなげる管理です。暑さや乾燥で実の品質が落ち、枝も混み合う株では検討する理由があります。元気に実が育っている株を、日付だけで強く切る必要があるとは限りません。
タキイ種苗の栽培案内には、側枝の収穫と切り戻しを繰り返して草勢を保つ方法もあります。現在の仕立て方を確認し、普段の側枝管理と株全体の大きな更新を区別しましょう。
収穫が休む期間を見込む
枝を大きく更新すると、新しい枝が育って収穫できるまで時間がかかります。タキイ種苗では、およそ一カ月後から秋ナスの収穫が始まる例を示していますが、気温や株の状態によって変わります。
すぐ寒くなる地域や、片付け時期が近い栽培では、切った後に十分回復する期間がない可能性があります。一般的な盛夏の作業時期を、自分の地域へそのまま当てはめず、残りの季節を確認してください。
水と根の状態を整えてから判断する
しおれや生育不良がある場合、単なる成り疲れとは限りません。乾きすぎ、過湿、病気などを確認し、原因不明の弱った株を切れば必ず回復するとは考えないようにします。
実施すると決めたら、品種と仕立て方に合う切る位置や残す芽を確認し、切った後の水分と肥料を管理します。複数株がある場合は一部を残して収穫をつなぐ方法もあります。全株を一斉に強剪定することだけが選択肢ではありません。

