
エスプレッソの表面の泡、クレマが少ないときは、豆の状態と抽出条件を順に見ます。泡が薄いことだけで、豆の品質が悪い、マシンが壊れたとは決められません。見た目に加えて流れる速さと味を確かめましょう。
豆を替えた日と挽いた時期を確認する
以前より急に泡が減ったなら、まず豆や粉を替えたかを振り返ります。焙煎後や挽いた後の経過、開封後の保管状態は、抽出の仕上がりに関わります。長く開けたままの粉を使っていないか確認してください。
すべての豆で同じ厚さのクレマになるわけではありません。違う豆同士を泡の高さだけで比べず、同じ豆で条件をそろえた一杯を基準にします。
速く流れすぎるなら挽き目と粉量を確認
短時間で薄い液が多く出る場合は、粉が粗すぎる、量が少ない、詰め方が不ぞろいといった点を調べます。指定量を量って水平に詰め、それでも速いときに挽き目を少しずつ調整します。
細かくすれば必ずよいわけではありません。ほとんど流れなくなるほど細かくせず、粉量・抽出量・時間を記録します。調整は取扱説明書に沿い、一度に何項目も変えないようにします。
バスケットの種類と手入れも見落とさない
加圧式などバスケットの構造によって、泡の出方は変わります。付属品を交換した場合は、そのバスケットが挽き豆用か市販の粉用かなど、機器の説明を確認します。他機種の設定をそのまま当てはめないでください。
目詰まりは冷めてから指定の方法で清掃します。泡を増やすための無理な改造はせず、香りや濃さも含めて評価しましょう。同じ材料と準備で変化が続くなら、記録を添えてメーカーへ相談すると状況を伝えやすくなります。

