
エスプレッソが片側から先に出るときは、粉を強く押す前に、バスケット内の厚みをそろえましょう。ただし二つの注ぎ口の流れが違うだけで、粉の中の偏流とは断定できません。粉の準備と器具の状態を分けて確かめます。
粉を量り、山を片側へ寄せない
空のバスケットを清潔にし、水分を拭いてから粉を入れます。機器とバスケットに適した量を量り、山になった粉を全体へ均等に配ります。中央だけ、または片側だけが厚い状態で押し固めないようにします。
毎回の粉量が違うと、詰め方の効果を比較しにくくなります。最初は同じ豆・同じ量・同じ挽き目を保ち、粉の配り方だけをそろえてみてください。
タンパーを水平に当てて押す
タンピングは、粉を水平に押し固める工程です。ホルダーを安定させ、タンパーが斜めに入っていないか見ながら押します。力の強さを追うより、毎回同じ向きと手順で行うことから始めます。
押した後に縁を強くたたいたり、表面を崩したりせず、縁に付いた粉を除いて機器へ装着します。必要な力や粉の高さは機種によって違うため、取扱説明書の指定を優先してください。
片側の吐出だけで原因を決めない
二つの注ぎ口の汚れや器具の傾きも確認します。抽出を終え、機器の安全手順に従って冷めてから、利用者が清掃できる範囲を手入れしてください。抽出中にホルダーを緩めるのは危険です。
次の抽出では左右だけでなく、出始めからの時間、抽出量、味も記録します。準備をそろえても極端な片寄りが続く場合は、むやみに粉量を増やさず、器具の点検方法をメーカーへ確認しましょう。

