
消しゴムはんこの細い線が欠けるなら、線の根元を刃で削り込んでいないか確認します。印面の線を細くしても、下側の支えまで細くすると壊れやすくなります。残す線の根元を広く保ち、余白を少しずつ取り除く考え方が基本です。
残す線と彫る溝を区別する
色が付く線を残す図案では、線の周囲を彫ります。一方、白い線を出す図案では線そのものを溝にします。どちらの表現かを曖昧にしたまま刃を入れると、残す部分を切ってしまいます。
下描きで残す範囲を確認し、初めは太めの線で練習します。印面を極端に細くするより、まず途切れずに押せる太さで、刃の向きと彫る深さを覚えます。
線の下へ刃を潜り込ませない
線を残す場合、断面が上より下で広い台形になるよう、周囲の余白を彫ります。刃先が残す線の下へ向かう切り方では、見えている表面が残っていても根元を切ってしまうことがあります。
一度に深い余白を取らず、輪郭を確かめながら浅く進めます。刃を無理な向きへひねらず、いったん抜いて消しゴムの向きを変えます。カッティングマットを使い、支える指は刃の進む先から外します。
彫りくずをこじって持ち上げない
取れない彫りくずを刃先でてこのように持ち上げると、細い線まで欠けることがあります。切れ込みがつながっているかを見て、余白側を小さく切り分けます。刃物の扱いは道具の説明を優先します。
軽く試し押しして、不要な部分だけを追加で彫ります。線が欠けたときはそこをさらに細くして追わず、図案を調整するか、次の材料で根元を残す練習をします。押すときの強過ぎる力にも注意します。

