
切り絵の下絵を反転させるかは、どちらの面を見ながら切り、完成後にどちらを表として見せるかで決まります。完成面の裏から切るなら、その裏へ置く図案は完成したい向きの左右反転です。文字や左右非対称の絵で、先に小さく確かめます。
切る面と飾る面を別々に決める
黒い紙の裏へ図案を写して切り、切り跡や下描きのない表を見せる場合は、裏を見た図案と完成面の向きが逆になります。表に下絵を重ねて切る方法なら、同じ反転は必要とは限りません。
最初に紙の余白へ表裏の目印を付け、完成時の向きを決めます。方法を途中で変えると反転を二度行うことがあるので、印刷と転写、切る面を一つの流れで確認します。
転写方法でも反転の回数が変わる
トレーシングペーパーへ写した面を紙へ伏せてこすれば、一度左右が反転します。最初の印刷ですでに反転した図案をさらに伏せると、元の向きへ戻る場合があります。操作名だけでなく、実際に置いた形を見ます。
矢印や片側に葉のある小さな枝など、左右が分かる印を試しに写します。その紙を完成時の表側から見て、狙いの向きになっているか確かめると、複雑な図案の前に間違いを見つけられます。
文字は向きとつながりを同時に確認する
文字は反転を誤ると鏡文字になります。切り始める前に完成面から見た文字を確認し、字の中の囲まれた部分が落ちないよう、必要なつながりも設計します。向きが正しいだけでは一枚の切り絵にならないことがあります。
左右対称の図案では反転ミスが目立たないため、最初の練習こそ非対称の印を添えると便利です。作品の余白で向きが確認できたら、目印は最後に切り落とせます。

