
一般的な箱型カホンでは、打面の中央寄りと上端寄りで響きが変わります。低音は中央寄りへ手の面を使い、高い音は上端付近へ指を使って試します。強く叩き分ける前に、同じ程度の力で位置と手の離し方を比べましょう。
低音が響く位置を少しずつ探す
打面の中央寄りを軽く叩き、場所を少しずつ上下へ移して低い響きが出る点を探します。機種によってよく鳴る位置が違うため、必ず真ん中と決めつけません。腰を深く折らず、無理なく届く範囲で試します。
叩いた後に手のひらを押し付けたままにすると、振動を止めて短い音になります。まず低音を伸ばしたい練習では、当たった後に手を離し、響きが残るか聴きます。
上端では指の当たり方を変える
高い音を探すときは上端や角付近で、指の腹を使って小さく叩きます。手のひら全体を中央へ当てる低音と、接触する範囲を分けます。硬い縁へ指の関節をぶつけない位置を選んでください。
スネアの付いた機種では、上端でその響きが目立つ場合があります。鋭いスラップなど別の音色では接触時間を変える奏法もあるため、『全てすぐ離す』と一律には考えません。まず二つの基本音を再現します。
同じ音量で低音と高音を交互に鳴らす
低音、高音、低音、高音とゆっくり交互に叩きます。高い音だけ力任せに大きくせず、音色で違いが分かるかを聴きます。左右の手を入れ替えても同じ場所へ当てられるか確認します。
手が痛い、姿勢が崩れる場合は、打つ強さと位置を見直します。音が出ないからと打面のねじを無計画に緩めず、調整可能かを説明書で確認してください。座面を持つ通常の箱型と膝上型では奏法が異なります。

