
指板の目印は指を置くおおよその場所を覚える助けですが、そこへ置くだけで音程が保証されるわけではありません。まず開放弦を調弦し、その音と押さえた音を聴き比べます。目で位置を探す練習から、耳で確かめて微調整する練習へつなげましょう。
基準となる開放弦を先に合わせる
開放弦がずれたままでは、指の音を正しく比較できません。レッスンの基準音へ調弦してから始めます。初心者がペグを大きく回すと弦切れなどにつながるため、調弦方法が不明なら講師に任せます。
目印のテープが動いたり剥がれたりしていないかも確認します。テープの太さや指の当たる部分で実際の位置は変わるため、線の上へ触れたことだけを合格条件にしません。
同じ音になる開放弦と交互に鳴らす
第一ポジションのD線の四の指で出すAと、A線の開放弦を交互に弾くなど、同じ高さの音を比べます。四の指がまだ無理なく届かない場合は、講師と別の比較音を選んでください。
音を出してから指を少し動かし、開放弦との違いが小さくなる位置を探します。高いか低いかを聴いてから直すことが大切です。慣れたら、開放弦が共鳴する響きも手掛かりになります。
目印を見ない短い確認を加える
位置を目で確認したら、一度指を離して、目印を見続けずに置き直します。狙う音を頭の中で思い浮かべ、鳴らして比較します。毎回ずれるなら、手全体の形や親指の位置も見直します。
全ての音程を開放弦だけで決めるわけではありません。曲の調や和音の中で響きを整える必要もあります。まず明確に比較できる音で耳を育て、テープを外す時期は講師と相談しましょう。
関連記事
参考:Teach Suzuki Violin・開放弦との比較と共鳴による音程確認 / Violinspiration・第一ポジションと目印の扱い。

