
指定ゲージに合わないときは、まず指定の模様と仕上げ条件で測れているか確認し、そのうえで針の太さを調整します。最初から目数を変えると、幅だけでなく増減や模様の配置まで変わるため、作品どおりに編みたい場合は針で近づける方が整理しやすくなります。
同じ長さに何目入ったかで方向を決める
指定が10cmで20目なのに22目入るなら、一目が小さく詰まっています。太い針で試し直す方向です。18目しか入らないなら一目が大きいため、細い針で試します。号数表記は国によって異なるので、針の直径も確認します。
端を避けて測れる大きさの試料を作り、自然に置いて数えます。作品指定が模様編みなら、メリヤス編みの測定値で代用しません。表示に合う仕上げ後に乾かして測り、編んだ直後との差も記録します。
横の目数と縦の段数を別々に確かめる
横が合っても縦が合うとは限りません。丈を段数で指定された作品では、段ゲージの差が着丈や袖丈に影響します。何cmまで編む指定か、何段で形を作る指定かを分けて読んでください。
一度に糸と針と編み方をすべて変えると、違いの原因が分からなくなります。まず条件を一つ変えて測り直します。無理にきつく編み続けるより、普段の手加減で再現できる組み合わせを探します。
目数変更は形全体を計算できる場合に行う
単純な長方形なら、実測ゲージから必要な目数を計算する方法もあります。例えば10cmで18目の編み地を幅30cmにしたいなら、計算上は54目が目安です。ただし縁の目や模様の倍数は別に考えます。
服では袖ぐり、衿ぐり、増減位置まで連動します。幅の目数だけを直しても同じ形になるとは限りません。針を替えると編み地が硬すぎる、透けすぎる場合は、その糸に合う設計を選ぶことも検討します。

