
自由研究の実験は、『何を比べるか』『何を同じにするか』『何を記録するか』を先に決めると選びやすくなります。派手な反応が起きるテーマより、自分の疑問を安全に確かめられ、結果を残せるテーマを選びましょう。
広いテーマを、比べられる一つの問いにする
『水を研究する』では範囲が広過ぎます。例えば『紙の種類で、水を吸い上げる高さは変わるか』なら、比べるものと観察するものがはっきりします。低学年なら絵や写真で違いを残し、測定に慣れてきたら長さや時間も記録できます。
学年だけで難しさを決めず、本人が手順を説明できるか、道具を扱えるか、観察を続けられる日数があるかも確認します。
変える条件を一つにし、それ以外をそろえる
紙の吸水を比べる例なら、紙の種類を変え、幅や長さ、水に入れる深さ、観察する時間はそろえます。紙の幅も水の量も同時に変えると、どの違いが結果に関係したか分かりにくくなります。
同じ条件を繰り返して試すことも役立ちます。一回だけの値をその材料の絶対的な性質とせず、測り方によるばらつきも見ます。
始める前に記録欄を用意し、予想と結果を分ける
日付、条件、開始時刻、観察時刻、測った値、気付いたことを表にします。写真を撮る位置や物差しの置き方もそろえると比べやすくなります。予想を書いてから実験し、予想と違う結果も消さずに残します。
結果が似ていた場合も、『この条件では差がはっきりしなかった』という記録になります。差を作るために数字を直さず、方法や測定回数を見直すことを次の課題にしましょう。

