
ハイGとローGの主な違いは、4弦Gの高さです。ハイGでは4弦が3弦Cより高く、ローGでは4弦をその一オクターブ下にして、低い方からG・C・E・Aと並べます。どちらが上級という区別ではなく、弾きたい譜面の音域と響きに合わせて選びます。
コードの名前と実際の響きを分けて考える
ハイGからローGへ替えても、基本のコードの押さえ方は多くの場合そのまま使えます。ただし4弦で鳴る音が一オクターブ下がるため、和音の中の音の並びや低音感は変わります。同じコード名でも同じ響きではありません。
ハイGの高い4弦を使って音を交互に響かせるアレンジもあります。ローGへ替えると、譜面の数字どおりでも旋律の上下関係が変わる場合があります。曲名だけでなく、使うアレンジの指定を見ます。
低い旋律が必要かを譜面で確認する
ローGは、ハイGの標準的な開放弦配置では出せない低いGからの音域を使えます。低音の旋律や伴奏を含むソロ譜では、その範囲が必要になる場合があります。譜面の冒頭にLow Gなどの指定がないか確認します。
コード伴奏中心なら、弾き比べた響きで選ぶ余地があります。教材を進める途中なら、まず教材と同じ調弦で学ぶ方が音を照合しやすくなります。指定なしの譜面は、模範演奏と4弦の高さを比べます。
対応する4弦を使い、音域まで確認して調弦する
通常のハイG弦を緩めるだけでローGにしようとせず、楽器のサイズと調弦に対応したローG弦を選びます。巻弦か非巻弦か、太さや固定方式が適合するかは製品の説明を確認します。溝へ無理に押し込んだり自分で削ったりしません。
チューナーがGと表示しても、オクターブまでは区別できない表示があります。ローGとハイGを取り違えて張りすぎないよう、基準音やオクターブ表示も確認します。バリトンなど別の標準調弦の楽器へ、そのまま当てはめないでください。

