
月が模様のない白い丸になるなら、暗い空に対して月面が明るく、露出が多すぎる可能性があります。夜空全体を明るくするのではなく、月の明るい部分に模様が残る露出を選びます。月齢によって条件も変わります。
月面の明るさを基準にする
画面の多くを黒い空が占めると、自動露出が明るく写そうとして月を白く飛ばすことがあります。露出補正が使えるモードならマイナス側へ段階的に変え、月面の陰影が現れるか確かめます。
月を小さく写す構図では、画面全体のヒストグラムだけでは月の状態を読み取りにくいことがあります。月の部分を拡大し、ハイライト表示も補助に使って確認してください。
模様と輪郭を別々に確認する
明るさを下げても輪郭が広くにじむなら、ピントや揺れも見ます。露出過多と焦点外れが重なることもあるため、模様が戻った後に輪郭の鮮明さを整えます。
望遠では操作の振動が目立ちやすくなります。安定した支持とリモート操作などを使い、何枚か比較します。大気の揺らぎもあるため、一枚だけで機材の不具合と決めないようにします。
月齢と空の明るさで設定を変える
満月と細い月では明るさが異なり、同じ設定を固定すると合わない場合があります。前回値は出発点として、今日の月を試写しながら絞り・速度・ISO感度を合わせます。
月面と暗い地上風景を同時に見せたい場合は、明暗差が大きく一枚で収まらないこともあります。空に明るさが残る時間帯や構図を選び、月面を優先するのか風景を優先するのかを決めましょう。

