
固定したカメラで星を長く露光すると、地球の自転による見かけの動きが線として写ります。星を点で残したいなら、まず露光時間を短くして比較します。許容できる時間は画角や写す方向、仕上げの大きさで変わります。
星の線とカメラの揺れを分ける
地上の建物は止まり、星が一定の向きへ伸びているなら日周運動が手掛かりです。星も建物も同じように二重になる場合は、三脚の揺れや操作時の振動も調べます。
ピントが外れた星は丸く広がることもあります。線を短くするための露光時間と、像を小さくするための焦点調整を分けると、何を直すべきか判断しやすくなります。
短い試写から許容時間を探す
同じ構図で露光時間を段階的に短くし、星を拡大して比べます。例えば時間を半分にした一枚で線が目立たなくなるかを見ると、動きの影響を切り分けられます。
望遠で狭く写すほど、小さな移動も画像上では目立ちやすくなります。広角で使えた時間をそのまま望遠へ移さないでください。スマホ表示で目立たなくても、大きなプリントでは分かる場合があります。
短くした分の明るさを調整する
時間を短くして暗くなったら、使える範囲で絞りやISO感度を調整します。感度を上げればノイズとの兼ね合いが生じるので、星の形と画質を一緒に見ます。
追尾する機材を使えば別の撮影方法になりますが、地上風景の写り方や準備も変わります。まず固定撮影の条件を把握しましょう。線を残す表現を選ぶなら、失敗として消さず軌跡の構図を考えることもできます。
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参考:ニコン・日周運動と星景の露光時間 / ニコン・星の点像と軌跡。

