
玉ねぎ苗は、太いほど必ずよいわけではありません。秋植えでは大きすぎる苗がトウ立ちしやすい一方、小さすぎても冬越しや生育に不利になることがあります。品種と作型に合う苗を選びましょう。
秋植えか春植えかを先に確認する
玉ねぎは地域や品種で栽培時期が違います。秋に苗を植えて冬を越す作り方と、春植えでは苗選びの条件が同じではありません。販売時期だけで判断せず、苗の品種名と地域向けの植え付け時期を確認します。
秋植えでは、ある程度育った苗が低温に遭うことで花芽をつくり、トウ立ちにつながる場合があります。苗が立派に太いことだけを長所とせず、適期に適した大きさへ育っているかを見ます。
太さは株元で、全体の健全さも見る
一般的な秋まき苗では鉛筆程度の太さを目安にする案内がありますが、早生・中晩生などで基準は変わります。タキイ種苗の秋まき例では中晩生五~七ミリなどを示しており、一つの数値を全作型へ当てはめません。
太さだけでなく、根が傷みすぎていないか、葉が極端に退色していないか、病気や腐敗がないかも確認します。大きな葉だけが伸び、根が弱い苗を、見かけの長さだけで選ばないようにします。
大苗と小苗を混ぜずに状態を記録する
束の中に大きさの違う苗がある場合は、植える前に分けて把握します。太い苗を細く見せるために葉を切っても、苗の生育段階そのものが若返るわけではありません。小苗を急な多肥で大苗に合わせる方法も避けます。
品種名、植えた日、大きさの目安を記録すれば、翌年のトウ立ちや玉の育ちと比較できます。購入時に基準が分からなければ、育てる地域と作型を伝えて苗の販売元へ確認しましょう。

