
収穫前のトマトが割れる裂果は、急な吸水や果皮の硬化などが重なって起こります。雨だけを原因にせず、雨の前に土を乾かしすぎていなかったか、水やりの変化も振り返りましょう。
割れた日の前後の水分を振り返る
乾燥した後にまとまった雨や水やりがあると、果実へ急に水分が入り、皮が耐えきれず裂けることがあります。発生した日だけでなく、数日前からの天候と土の湿り方を記録します。
毎日同じ時刻に水を与えていても、気温や株の大きさで乾き方は変わります。鉢と地植えでも条件は違うため、回数だけで管理が適切だったとは判断しません。
乾燥と大量給水の繰り返しを減らす
割れるのが心配だからと水を極端に控えると、次に吸水したときの変化を大きくする場合があります。土の状態に合わせ、必要な水を安定して供給できるようにします。受け皿や畑に水をため続ける方法も避けます。
雨が直接当たる栽培では、雨よけや排水を整える方法があります。覆いを使うなら風への固定と通気も確保します。すでに収穫できる色づきの果実は、雨の前に取り遅れていないか確認しましょう。
日差しと品種による違いも確かめる
タキイ種苗は、急激な吸水に加えて、直射日光で果皮が硬くなることも裂果の要因に挙げています。果実を覆う葉を取りすぎていないか、暑い時間に強く照らされていないかを見ます。
割れた部分は元の皮に戻らず、腐敗の入口にもなります。傷んだ果実を長く株へ残さず、次の果実に向けて環境を調整します。管理しても多発する場合は、次作で裂果しにくい品種を検討する余地があります。

