
接ぎ木苗は、接ぎ目を地中に埋めずに植えます。深植えでぐらつきを止めるより、まず台木と穂木の境目を見つけ、根鉢の高さと支柱で安定させましょう。
植える前に接ぎ目を見つける
接ぎ木苗は、根を担う台木に、収穫したい品種の穂木をつないだ苗です。茎の太さや形が変わる部分などを確かめ、分からなければ苗のラベルや購入店で位置を確認します。接ぎ木クリップの位置だけで植え穴の深さを決めないでください。
接ぎ目より上の茎が土に触れて発根すると、穂木自身の根が育ち、土壌病害を避けるなどの台木の利点が十分に生かせなくなることがあります。植え付け後も境目が土に隠れない位置を保ちます。
根鉢を置いてから高さを調整する
苗を穴に置き、周囲の地面と根鉢の上面を見比べます。極端な深植えや浅植えを避け、作物の植え付け案内に沿って調整してください。接ぎ目の高さは苗によって違うため、すべての苗を一律に何センチ埋めるとは決めません。
穴が深すぎれば、苗を植え込む前に底の土を戻します。茎の途中まで土を盛って苗を支える方法は避け、必要な支柱を立てて、茎を締め付けないように固定します。
水やりや増し土の後も確認する
水やりで土が沈んだら、根が露出していないかと接ぎ目が隠れていないかを別々に確認します。土を補う場合も、株元へまとめて盛るのではなく、作物に合う深さを守ります。
植えた直後に接ぎ目を埋めたと気づいた場合は、周りの余分な土を慎重によけて状態を確認します。すでに根が張った株を茎で引き上げるのは避け、修正が難しいときは苗の販売元へ相談しましょう。
関連記事
参考:タキイ種苗・野菜苗の植え付け案内。

