
野菜苗の根鉢は、すべて崩してから植えるものではありません。トマトやキュウリなどでは、根と土のまとまりを保って植える案内が一般的です。根が回っているからと、観葉植物の植え替えと同じように根を切ったり洗ったりしないようにします。
まず野菜の種類と、植え付けの説明を確認する
根鉢は、根が回ってひとまとまりになった土の部分です。野菜ごとに根の傷みに対する性質が違い、キュウリのように根の再生力が弱いものもあります。購入苗のラベルや種苗会社の案内を先に見ます。
根をほぐす一般的な園芸の説明を、そのまま全野菜へ適用しないことが大切です。タキイのトマトの栽培案内でも、植え付け時は根鉢を崩さない方法が示されています。
茎を引っ張らず、ポットから土ごと取り出す
植える穴を先に用意し、苗へ必要な水を与えてから作業します。ポットの側面を軽く押して外れやすくし、根鉢を支えて容器を外します。茎を握って上へ引き抜かないようにします。
外側に白い根が見えるか、土がまだ崩れやすいか、根が何重にも巻いているかを見ます。観察のために土を振り落とさず、取り出したまま乾燥させないようにします。
根が回りすぎた苗は、無理な切断で処理しない
根が密に巻き、容器内で長く育ちすぎた苗は、植え付け後の育ちに影響することがあります。購入時なら、葉と根の状態が適切な苗を選ぶことも対策です。根が多いほど必ずよい苗とは限りません。
手元の苗に強い根詰まりがある場合は、その野菜の対処方法を確認します。深い切れ込みや水洗いで一律に直そうとせず、通常の苗は根鉢を保ち、指定の深さに植えて周囲の土をなじませます。

