
室内で育てた苗は、植え付け前に屋外の光や温度へ少しずつ慣らします。この準備を順化と呼びます。室内で元気でも、いきなり一日中の直射日光や冷たい風へさらすと、環境の変化が大きすぎることがあります。
植え付け可能な気温と、戻せる場所を確認する
まず作物に合う植え付け時期と最低気温を確認します。順化すれば霜や低温に耐えられるようになる、という意味ではありません。寒さに弱い野菜は、夜の冷え込みにも注意します。
外へ出す前に、雨風を避けられる場所と、必要なときに戻せる場所を用意します。育苗トレーごと動かせる配置なら、苗を一本ずつ持ち替える負担を減らせます。
穏やかな条件から始め、少しずつ時間を延ばす
最初は風が弱い穏やかな日に、強い日差しを避けられる明るい場所へ短時間出します。葉の張りや乾き方を見ながら、数日かけて光や屋外で過ごす時間を増やします。
何時間を何日と一律に決めず、天気と作物の状態で調整します。急にしおれた場合は慣らす負荷を下げ、土の乾きも確認します。『鍛えるため』にしおれを我慢させ続けないでください。
植え付け前に、昼と夜の条件を見直す
日中に外へ置けても、夜は低温になる場合があります。夜間まで出すかは天気予報と作物の耐寒性で決めます。強風や大雨が予想される日は、日数をこなすために外へ置き続けません。
葉の状態が安定し、予定の植え付け場所に近い環境へ慣れたら、適期と天候を選んで植えます。順化後も水やりや風よけなど、植え付け直後の管理は必要です。
関連記事
参考:サカタのタネ・順化の意味 / タキイ・植え付け前の順化管理。

