ワクちゃん雑学

コーヒーの蒸らしは何のため?お湯を一気に注ぐ前の準備

円錐ドリッパーと紙フィルター、細口ポット、手挽きミルとフレンチプレス

ドリップの蒸らしは、少量のお湯で粉全体を湿らせ、粉から出るガスを逃がしながら抽出の準備をする工程です。最初から大量のお湯を流す前に、乾いた部分を残さないようにします。

ワクちゃんワクちゃん:最初から全部のお湯を注ぐと早いよね。
チャッピーチャッピー:その前に粉全体を湿らせる工程を入れてみよう。

焙煎豆に残るガスと、お湯の通りを考える

焙煎した豆には炭酸ガスが残っています。お湯をかけたときの膨らみや泡は、そのガスが出る様子と関わります。蒸らしによってお湯となじませ、成分を引き出しやすい状態へ整えます。

豆の焙煎度、経過日数、挽き方で膨らみ方は違います。大きく膨らまないことだけを理由に、必ず古い、まずいと断定しないでください。

ワクちゃんワクちゃん:ぷくぷくするのは、空気なの?
チャッピーチャッピー:焙煎後の豆に残った炭酸ガスも出ているんだ。

粉を平らにして、全体へそっと注ぐ

粉を入れたら軽くゆすって表面をそろえます。中心の一部分だけを濡らさず、少量のお湯を粉全体へそっとのせるように注ぎます。紙へ直接大量のお湯をかけると、粉を通らず落ちる量が増える場合があります。

湯量は使用レシピを目安に、全体が湿る量で調整します。蒸らしの段階で大量の液を落とすことが目的ではありません。器具が傾かない安定した場所で行います。

ワクちゃんワクちゃん:真ん中だけ濡れていればいい?
チャッピーチャッピー:乾いた所もなじませよう。全体を均一に湿らせたいね。

時間を固定するより、同じ条件で味を比べる

UCCでは一杯分の例として20秒程度の蒸らしを案内していますが、すべての豆に一律の正解ではありません。粉量や注湯量と合わせたレシピとして扱います。

調整するなら、豆、挽き目、湯量をそろえて蒸らし時間だけ変えると差を見やすくなります。蒸らした後は本抽出へ進み、長く放置して冷えた粉へ断続的に湯を足す状態にしないようにします。

ワクちゃんワクちゃん:必ず20秒でなければ失敗?
チャッピーチャッピー:一つの目安だよ。使う豆とレシピで比べてみよう。

関連記事

参考:UCC・蒸らしの役割と注ぎ方 / UCC・蒸らし時間の目安。

-ワクちゃん雑学