
ドリップの蒸らしは、少量のお湯で粉全体を湿らせ、粉から出るガスを逃がしながら抽出の準備をする工程です。最初から大量のお湯を流す前に、乾いた部分を残さないようにします。
焙煎豆に残るガスと、お湯の通りを考える
焙煎した豆には炭酸ガスが残っています。お湯をかけたときの膨らみや泡は、そのガスが出る様子と関わります。蒸らしによってお湯となじませ、成分を引き出しやすい状態へ整えます。
豆の焙煎度、経過日数、挽き方で膨らみ方は違います。大きく膨らまないことだけを理由に、必ず古い、まずいと断定しないでください。
粉を平らにして、全体へそっと注ぐ
粉を入れたら軽くゆすって表面をそろえます。中心の一部分だけを濡らさず、少量のお湯を粉全体へそっとのせるように注ぎます。紙へ直接大量のお湯をかけると、粉を通らず落ちる量が増える場合があります。
湯量は使用レシピを目安に、全体が湿る量で調整します。蒸らしの段階で大量の液を落とすことが目的ではありません。器具が傾かない安定した場所で行います。
時間を固定するより、同じ条件で味を比べる
UCCでは一杯分の例として20秒程度の蒸らしを案内していますが、すべての豆に一律の正解ではありません。粉量や注湯量と合わせたレシピとして扱います。
調整するなら、豆、挽き目、湯量をそろえて蒸らし時間だけ変えると差を見やすくなります。蒸らした後は本抽出へ進み、長く放置して冷えた粉へ断続的に湯を足す状態にしないようにします。
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参考:UCC・蒸らしの役割と注ぎ方 / UCC・蒸らし時間の目安。

