
ランナーから部品を切るときに白い跡が残るなら、切断時の力が部品へ伝わり過ぎていないか見直します。最初はゲートを残して部品を切り離し、持ち直して残りを整える二度切りで、無理な方向の力を減らします。
一度目は部品ぎりぎりを狙わない
ランナーにつながったままの部品は、刃を入れる方向が限られ、ほかのゲートに引っ張られることもあります。まず部品から少し離してゲートを残し、周囲から切り離します。部品をねじって引きちぎらないようにします。
ニッパーが対応する樹脂や太さを確認します。細いゲート用の刃で太いランナーや金属を無理に切ると、刃の破損につながります。切片が飛ばない向きで作業し、顔を近付け過ぎないようにします。
切り離してから刃を適切な向きへ合わせる
部品を持ち直すと、刃をゲートへ無理なく当てやすくなります。片刃式では切る刃と受ける側の向きが違うため、製品の使い方を確認します。ゴッドハンドも、ゲートを残してから切刃を沿わせる二度切りを案内しています。
形によって刃が入りにくい所は、完全に一刀で仕上げようとせず、少し残してヤスリなどで整えます。部品の表面を刃でえぐるより、削る余地を残す方が修正しやすくなります。
白化と盛り上がった切り残しを見分ける
白く見える所が盛り上がったゲートなら、周囲の形を崩さないよう研磨して整えます。内部まで力で白化している場合は、表面だけを磨いても完全に消えないことがあります。どこまでも削って部品を薄くしないようにします。
成形色を生かす仕上げでは目立つ場所の切り方を特に慎重にします。塗装する場合も、白い跡を隠す前に段差や傷を整えます。白化を消すために加熱したり、用途外の溶剤を付けたりするのは避けます。

