
水転写デカールの透明な余白が白銀色に見えるなら、表面から浮いて細かな空気が残るシルバリングの可能性があります。貼る面を整え、位置が決まったら水分と空気を穏やかに外へ出すことが予防の基本です。
ざらついた面へそのまま貼っていないか
粗いつや消し面や研磨傷のある面は、透明フィルムの下へ空気が残りやすくなります。貼る場所が清潔で平滑かを確認します。必要なら下地と適合する光沢クリアーなどで整え、十分に乾かしてから貼ります。
デカールの上に付いた乾燥したのりや、クリアー塗膜全体の白化は、シルバリングとは別の問題です。透明な余白だけが白く光るのか、表面全体が濁るのかを見て、何でも軟化剤で直そうとしないようにします。
位置を決めて水分と空気を押し出す
水へ長く浸し過ぎると、デカールの接着成分が弱まる場合があります。説明に従って台紙から動かせる状態にし、貼る場所へ滑らせます。位置が決まったら、湿らせた綿棒などで中央から外へ穏やかに水分を逃がします。
力を入れて横へこすると、薄いデカールがずれたり破れたりします。曲面は特に無理に伸ばさず、密着が難しい部分には、そのデカールと塗膜に適合する補助剤を検討します。
軟化剤とのりの役割を分ける
のり成分を補う製品と、フィルムを柔らかくする軟化剤は役割が違い、両方を含む製品もあります。タミヤの軟化剤入りデカールのりは、接着力と曲面への密着を補うための製品です。使う順序と量は説明に従います。
軟化中は触ると傷みやすいので、しわが一時的に見えてもこすり続けず乾燥を待ちます。すでに乾いたデカールへ強い薬剤を何度も追加する前に、余りのデカールや同じ塗装の端材で影響を確かめます。

