
高台を削るときの底の厚さは、裏から見える形だけでは分かりません。成形時に残した底の厚みと、内側の底の深さを把握し、削る途中で確かめることが大切です。軽くしたいからと、中心を続けて削り込まないようにします。
成形時の厚みを記録しておく
ろくろ成形では、底を開いた段階で厚さを確認し、高台として削る分と器の底に残す分を考えます。陶芸家が針状の測定具を使って底の厚さを確かめる方法もありますが、道具の入れ方や穴の処理は教室で実演を確認してから行います。
すでに半乾燥した器を、厚みを知るためだけに何度も刺すのは避けます。成形時の記録がない場合は、内側の形を見て、外側にどれだけ削る余地があるかを講師と確認します。底だけでなく、底と側面のつながりも見ます。
内外の位置関係を測って削る範囲を決める
内側の底が平らか、丸く落ち込んでいるかで、外側を同じ深さに削ったときの残り厚さは変わります。内外へ届く測定具などで位置関係を確かめ、器に合う高台の幅と深さを決めます。目標厚さを一律の数値に固定しません。
伏せた器を安定させ、削る位置の中心を合わせます。口縁を強く押して変形させない支持も必要です。測定具や手を当てる確認は回転を止めてから行い、回転中へ不用意に差し込みません。
少しずつ削り、音だけで判断しない
薄くなってから取り戻すことはできないため、少量ずつ削って途中で止めます。削りくずの出方や器の硬さも確認し、柔らか過ぎて形が動く、乾き過ぎて削りにくい場合は、力を増やす前に作業条件を見直します。
たたいた音や押した感触は経験者の手掛かりになりますが、それだけで何mm残っていると断定はできません。初めは少し厚めに残し、練習作品の断面などで内外の形を学ぶ方が、薄さだけを追うより次へつながります。
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参考:陶芸家Jim Wylder:成形時と高台削りの深さの管理 / 陶芸家Stephen Phillips:底の厚みの確認。

