
輪作の記録は、野菜名だけでなく「どの区画で、いつ、何科を育てたか」を残すと役立ちます。トマトの次をナスに変えても、同じナス科なので科を替えたことにはなりません。
畑の区画を固定して科を記録する
畝にA、B、Cなどの区画名を付け、簡単な見取り図を残します。その区画ごとに栽培年、春夏・秋冬、野菜名、科名、植え付けと片付けの時期を書きます。翌年に畝の形を変えた場合は、実際の場所が追えるよう図へ追記します。
ナス科にはトマト、ナス、ピーマン、ウリ科にはキュウリ、カボチャ、スイカなどがあります。品種名だけでは科が分かりにくいので、種袋や種苗会社の案内で確かめて記入しましょう。
次の作付け前に数年分を見返す
計画するときは、その区画の直前の作物だけでなく、過去の同じ科の栽培も確認します。春夏の間に別の野菜を一作挟んだから、必要な休作期間を満たしたとは限りません。
同じ科を避ける期間の目安は、作物や問題となる病害で違います。すべてを一年交代で十分と決めず、育てたい作物の栽培案内と区画の履歴を照合します。狭い畑では、品目を絞ることも計画の一つです。
病気や土の移動もメモに加える
生育不良や土壌病害が疑われた区画は、その症状と時期を残します。科を替えれば、すべての病害がなくなるわけではありません。原因が不明なまま、病気の出た土を別の区画へ移してしまわないようにします。
プランターを動かす場合は、置き場所だけでなく容器や土の履歴を追います。収穫後にまとめて思い出すより、植え付け時と片付け時に記録すれば、次の作付けで使える台帳になります。

