
折った紙を糸で綴じたノートが緩むときは、最後の結び目だけを強く引く前に、穴の位置と各区間の糸の余りを確認します。ここでは、折り重ねた紙を中央などの穴で綴じる、薄い冊子の基本的な糸綴じを想定します。
折り線と穴が各用紙でそろっているか
紙を折って重ねたとき、穴が折り線からずれていたり、用紙ごとに位置が違ったりすると、糸が斜めに通って紙が動きやすくなります。穴位置の見本を使い、冊子の中央と上下の位置をそろえて開けます。
穴を必要以上に大きくしたり、紙の端へ近付け過ぎたりすると、引いた糸で裂けやすくなります。紙の厚さ、冊子の大きさ、糸に合う配置にします。目打ちを使うときは下へ保護材を敷き、支える手を刺す方向へ置きません。
通すたびに余りを取り、紙を反らせない
長い区間のたるみを残したまま最後だけ引くと、途中の糸が締まらないことがあります。穴を通すたびに糸の余りを穏やかに取り、折り線へ沿わせます。紙が波打つほど張る必要はありません。
同じ穴へ針を戻すとき、先に通った糸そのものを刺していないか確認します。糸を割ると途中で動きにくくなり、締まったつもりでも別の区間に余りが残ることがあります。引っ掛かったら無理に引かず通り道を見直します。
結び目だけでなく開閉後の状態を確認する
選んだ綴じ方の手順に従って結び、中央を通る糸を固定する位置関係も確かめます。結び終えたら軽く開閉し、紙が前後へずれないか、外側の糸が浮いていないかを見ます。すぐ端を短く切らず、確認できる余裕を残します。
穴がすでに裂けて広がった場合、さらに締めても紙は戻りません。練習用なら傷んだ紙を取り替えて綴じ直すなど、支持する部分を整えます。厚い多折りの本は別の綴じ構造が必要なので、薄い冊子の方法をそのまま拡大しません。
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参考:TALAS:薄い冊子の糸綴じ手順。

