
写真用マットの窓は、一般に写真より少し小さくして縁を重ねます。ただし、窓を小さくすれば写真が固定されるわけではありません。写真を裏側の台紙へ適切に保持したうえで、見せたい範囲と重なりを決めます。
写真の実寸と見せたい部分を測る
写真の呼び寸法だけで判断せず、手元のプリントを実際に測ります。白い縁があるか、端まで絵柄があるかも確認し、顔や文字など隠したくない部分に窓がかからない位置を探します。
例えば実寸150×100mmの写真で各辺を3mmずつ隠すなら、窓は144×94mmになります。これは寸法の考え方を示す例で、すべての写真に3mmが最適という意味ではありません。必要な重なりと絵柄の余裕から調整します。
紙の仮窓を重ねて位置を確認する
本番のマットを切る前に、紙へ予定の窓を作って写真に重ねます。四辺に重なりがあり、写真が少し動いても縁が見えないか、構図を狭め過ぎていないかを見ます。窓を偏らせる場合は上下左右の余白も別々に確かめます。
マットの外寸は額へ収まる寸法、窓の内寸は写真を見せる寸法です。この二つを混同しないよう記録します。厚いマットの斜め切りは、切断面の向きでも見え方が変わるため、慣れない場合は額装店で加工してもらう方法もあります。
窓だけに固定を任せない
写真は適切な台紙へ、写真用のコーナーや保持具などで支えます。窓マットでただ挟むだけでは、持ち上げたときに写真がずれて窓から落ち込むことがあります。額を閉じる前に、位置が保てる構造かを確認します。
長く残したい写真には、写真保存に適したマットや台紙、保持材料を選びます。全面へ家庭用のりを塗ると取り外しにくくなるため、保存目的では避けます。原本を傷めたくない場合は、写真の種類に合う額装方法を相談します。

