ワクちゃん雑学

水彩は乾くと色が薄く見える?試し塗りで濃さを決めるには

水彩紙の試し塗りとパレット、水入れ、筆、アクリル絵の具を並べた机のイラスト

水彩は塗った直後より乾燥後に淡く見えることがあります。ただし変化の大きさは色や紙で異なり、一律に何割濃くするとは決められません。本番と同じ紙で濃さを少しずつ変えた見本を作り、乾いた色から選ぶ方法が確実です。

ワクちゃんワクちゃん:昨日の絵、乾いたら薄い気がする。
チャッピーチャッピー:濡れた見た目だけで決めず、乾いた見本を作ろう。

同じ紙と同じ照明で見本を作る

作品の端紙を用意し、一色の絵の具で淡い、中間、濃いという三つの小さな色面を塗ります。混ぜた色なら、その混色を使います。別の紙の色見本だけでは、吸い込み方や紙の白さが違って比較しにくくなります。

塗っている最中の見た目を覚えるため、パレットの濃さや筆に含ませた水量も簡単にメモします。写真を使う場合も、カメラの自動補正による違いがあるので、最終判断は乾いた実物で行います。

ワクちゃんワクちゃん:コピー用紙で試していい?
チャッピーチャッピー:色を決める見本は作品と同じ紙が役立つよ。

薄さと色相の変化を分けて見る

乾いた見本を並べ、欲しい明るさに近いものを選びます。淡くなっただけなのか、混色の青みや赤みまで違って見えるのかを分けると、次に絵の具を足すべきか、混ぜる色を変えるべきかが分かります。

濡れた色を目標の色にぴったり合わせてから本番へ塗ると、乾いたときに差が出る場合があります。見本で確認した濃さを基準にし、本番の広い面を塗る前に必要量を用意します。

ワクちゃんワクちゃん:全部二倍の濃さにすればいいかな。
チャッピーチャッピー:変化は色ごとに違うから、三段階を比べて選ぼう。

薄く仕上がったら乾燥後に重ねる

一度乾いた色が淡いときは、透明な色を薄く重ねる方法もあります。ただし下の色が動く絵の具では、往復してこすると濁りやすいため、端紙で重ねた結果を試してから行います。

最初から濃くしすぎると、紙の白へ戻すのは難しくなります。明るい場所を守り、乾燥後の見本を一枚残しておけば、次回は同じ失敗を避けるための実用的な記録になります。

ワクちゃんワクちゃん:淡くなったら描き直し?
チャッピーチャッピー:乾かして薄く重ねる選択肢もある。まず端紙で試そう。

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参考:Winsor & Newton:水彩による建築表現。

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