
歌い出しの音を取るには、伴奏の最後の音をそのまままねるのではなく、自分の開始音と関係する目印を探します。同じ音が伴奏にあるのか、そこからどの音程で入るのかを練習時に確かめましょう。音の高さと、入る拍は別々に準備します。
最初の音だけを伴奏者と確認する
歌い出しの一音を鍵盤などで出してもらい、自分の声で合わせます。音名が同じでもオクターブが違うことがあるため、歌う高さまで確認します。合唱では自分の声部の音を取り違えないようにします。
その後で前奏の終わりを聴き、開始音がどこに含まれるかを探します。低音や最上音が必ず歌の開始音とは限りません。伴奏者に目印の音を単独で示してもらうと整理できます。
目印から開始音へ短くつなぐ
同じ音が直前に出るなら、その音を心の中で保って歌い始めます。違う音なら、目印から開始音への音程を短い組として練習します。前奏全体を毎回やり直す前に、最後の数拍で確認します。
開始音を待つ間に小声で歌い続けると、周囲を聞きにくくなったり自分の音がずれたりする場合があります。音を頭の中で思い浮かべ、伴奏や合図も聴ける状態を作ります。
前奏付きで音高と入りの拍を合わせる
音の高さが取れたら、前奏を通して歌い出しまで練習します。休符や弱起がある場合は、何拍待つかを数え、息を吸う時点も決めます。正しい音でも入りが一拍ずれる問題を分けて直します。
録音では一音目が下からずり上がっていないか、迷って遅れていないかを確認します。調が変わった伴奏では目印の実際の高さも変わるため、前の録音の音を固定して覚えないようにしましょう。
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参考:Chris Rowbury・開始音の保持と他声部の目印 / Chris Rowbury・開始音を正確に受け取る練習。

