
クラリネットで音が出にくいときは、リードの先端とマウスピースの先端がずれていないか、左右がまっすぐかを確認します。基本位置から大きく外れたまま、息の強さだけで補わないことが大切です。薄い先端を傷めないよう、リガチャーを緩めてから調整します。
先端の高さと左右の中心を確認する
正面から見て、リードの先端をマウスピースの先端へおおむね揃えます。細かな位置は奏者や組み合わせで調整しますが、大きく下がったり突き出したりした状態を基準にしません。左右の余白も比べます。
先端が欠けたリードや、明らかに反ったものは位置調整だけでは直りません。ケーン製は使用前の湿らせ方も教材に合わせ、合成リードは製品の扱い方に従います。先端を指で押して平らにしないでください。
リガチャーでずれない程度に固定する
リガチャーは種類ごとの向きと装着位置を確認します。締め付けたままリードを引っ張らず、いったん緩めて位置を合わせ、ずれない程度に固定します。強く締めれば必ず鳴りやすくなるわけではありません。
マウスピースを持ち替えた後にも位置を見ます。取り付け時に正しかったリードが、楽器を組む途中でずれることがあります。ねじや金具をリードの薄い部分へぶつけないように扱います。
一つの条件だけ変えて吹き比べる
位置を直したら、吹き慣れた音を短く伸ばして反応を比べます。位置、締め具合、くわえる深さを同時に変えると、どれが効いたか分かりません。まず位置を確認し、次の条件へ進みます。
正常な別のリードでも同じ症状なら、口の形や指孔、楽器の調整も確認対象です。リードを自己判断で削り続けず、装着状態を講師や楽器店に見てもらうと切り分けやすくなります。

