ワクちゃん雑学

タイとスラーの見分け方は?つながる音の高さを見て判断しよう

鍵盤とペダルの見えるピアノに椅子とメトロノーム、白い練習ノートを配置したイラスト

タイは同じ高さの音を一つの長い音につなぎ、スラーは複数の音をなめらかなまとまりとして演奏する記号です。曲線だけで決めず、両端がどの音へつながっているかを見ます。同じ音高だから必ずタイ、と形だけで断定しないことも大切です。

ワクちゃんワクちゃん:曲線なら全部なめらかに弾けばいい?
チャッピーチャッピー:タイなら後ろの音を鳴らし直さないよ。長さを足す記号なんだ。

同じ音を伸ばすタイは長さを足す

四分音符と同じ高さの四分音符がタイで結ばれていれば、二つ分の長さを保ち、後ろの音符で新しく鳴らし直しません。四分音符を一拍と数えるなら、合計二拍になります。

タイは小節線を越えても使われます。小節が変わるからと途中で切らず、終点の音符が終わるまで拍を数えます。ピアノなら必要な鍵盤を保ち、管楽器なら途中で舌を入れ直さずにつなぎます。

ワクちゃんワクちゃん:高さが違う二音を結んでいる。
チャッピーチャッピー:それはタイではないね。それぞれの音を保ってつなげよう。

スラーの中にも音の変化がある

高さの違う音を結ぶ曲線はタイではありません。スラーでは各音符の高さと長さを演奏しながら、音のつながりを作ります。一つ目の音だけを最後まで伸ばす意味ではありません。

具体的な奏法は楽器によります。弦楽器では一つの弓の動き、管楽器では途中のタンギングを省くなど、楽器固有の扱いがあります。ピアノでは音をつなぐ指遣いも確認します。

ワクちゃんワクちゃん:小節線を越えたら弾き直す?
チャッピーチャッピー:タイで続いていれば、そのまま伸ばすよ。拍は数え続けてね。

曲線が重なったら一本ずつ追う

長いスラーの中に短いタイが含まれることがあります。短い曲線が同じ音符同士を結ぶのか、長い曲線がどの範囲をまとめるのかを分けて見ます。和音では、タイで結ばれた音だけを保つ場合もあります。

同じ音が続く箇所の表記が紛らわしいときは、曲線の端、前後の奏法、教材の説明を確認します。まず音高、次に長さ、最後に発音の仕方という順で読むと、見た目だけの判断を減らせます。

ワクちゃんワクちゃん:大きな曲線と小さな曲線がある。
チャッピーチャッピー:一本ずつ両端を追おう。スラーの中にタイが入ることもあるよ。

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参考:David Kulma・タイとスラーの役割 / Northern Virginia Community College・タイとスラーの譜例。

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