
和音がばらけるときは、音を出す前に必要な鍵盤へ指を準備します。一つずつ指を置きながら弾くと、意図しないアルペジオのようになりやすくなります。まず無理なく届く二音で同時に鳴らし、三音へ増やして確認しましょう。
弾く前に和音の形を作る
譜面の音と指遣いを確認し、必要な鍵盤の近くへ指をそろえます。指の長さは違うため、全指をまっすぐ伸ばして同じ高さから落とすのではなく、自然な丸みのある形で準備します。手首を無理にひねらないようにします。
押さえる幅が大きすぎる場合は、力で広げて練習し続けません。届く二音に減らして同時発音の感覚を確認し、原曲の運指や分担は講師に相談します。小さな手での無理な伸張を完成条件にしないでください。
二音から三音へ増やして遅れる指を見る
例えば右手でドとソを同時に鳴らし、安定したらミを加えると、どの音が遅れるか確認しやすくなります。手全体を固めて押し込まず、準備した形から一緒に鍵盤を動かします。
音の始まりがそろうことと、全音を同じ音量で鳴らすことは別です。まず発音時点を確認し、その後に旋律を目立たせるなどの強弱を調整します。ペダルは一度外し、音の始まりをはっきり聴きます。
離す時点と次の和音の準備もそろえる
特別な指示がなければ、和音の終わりも一緒に離す練習をします。一音だけ残るなら、離す指の動きも確認します。発音だけでなく、終わりのばらつきも響きに影響します。
次の和音へ移る場合は、鳴らす直前に形を探すのではなく、移動中に準備します。二つの和音をゆっくり往復し、各和音の前に余裕を置いてから、拍の中へ戻します。正しい形を再現できる速さで進めましょう。
関連記事
参考:ピアニストAlbert Frantz・和音を鳴らす前の指の準備 / Pianote・二音の形から三和音へ進む練習。

