
片手なら弾けるのに両手で止まる場合は、左右の音が同時になる場所を確認してから、短い範囲をゆっくり合わせます。片手で弾けた速さを、そのまま両手の開始テンポにしないことが大切です。曲全体ではなく、一〜二小節程度から始めましょう。
左右が出会う拍を譜面で確認する
右手と左手が同時に鳴る音へ印を付け、片方だけが動く場所も分けて読みます。鍵盤を弾く前に、左右それぞれのリズムを机で軽くたたいて確認します。音の高さを外すと、タイミングだけへ集中できます。
片手練習では音を追うだけでなく、指番号と休符も確かめます。毎回指遣いが変わる状態では、両手にしたときの動きが安定しません。無理のない指遣いを決め、短い範囲で再現します。
両手ではテンポを下げて一拍ずつつなぐ
まず一拍分を合わせ、次の拍の準備ができる速さで進めます。止まる場所は片方の音を減らして骨組みを確認し、その後で元の音へ戻す練習もできます。省略した形を完成形と取り違えないようにします。
片手だけを急いで先へ進めず、左右が同じ拍にいることを優先します。数え声が止まるほど難しければ、さらに短く分けます。両手にして初めて現れる引っ掛かりを、片手練習の不足とだけ決めつける必要はありません。
小節の境目をまたいで練習する
一小節ずつ弾けても、終わりで止まる癖が付くことがあります。最後の拍から次の小節の最初へつなぐ部分を別に練習し、短い範囲を重ねて広げます。つなぎ目でどちらの手が移動するかも確認します。
何度か続けられたら少しだけ速くし、崩れたら元へ戻します。最初から通す練習ばかりにせず、止まった場所へ直接戻れるよう譜面に記録します。録音で拍の流れも確かめましょう。

