
コードを替えるたびに止まる場合は、曲を最初から繰り返す前に、止まる二つのコードだけを取り出します。両方で同じ弦・同じフレットを同じ指が押さえるなら、その指を残すと移動を減らせます。ただし共通する指がない組み合わせに、無理に固定点を作る必要はありません。
二つの形を比べて残せる指を探す
一般的な開放CとAmなら、人差し指の2弦1フレットと中指の4弦2フレットを共通にできます。薬指を5弦3フレットから3弦2フレットへ移す形を、まず音を出さずに確認します。使用する運指が違う場合は、手元のコード図で比べてください。
同じ音名が含まれることと、指を置く場所が同じことは別です。共通指は弦・フレット・担当する指まで照合します。残した指を支点にしても、ほかの指が届かないほど手を固めないようにします。
移動する指を指板の近くで準備する
一度に全部の指を高く持ち上げず、移動が必要な指だけを小さく動かします。到着後は使う弦を一本ずつ鳴らして形を確認します。次のコードを思い出す時間で止まるなら、動く前に次の形を言葉で確認します。
残す指がない組み合わせでは、空中で次の形をまとめて準備する練習へ切り替えます。どのコードでも一本を固定することが目的ではなく、不要な動きを減らすことが目的です。
ゆっくりした拍の中で切り替える
最初は一つのコードを四拍保ち、次の小節の一拍目に替えるなど、余裕のある間隔にします。毎回同じ場所で遅れるならテンポを下げ、切り替える直前の準備を見直します。速さを上げるのは、何度か同じ動きで続けられてからです。
形だけの練習と、拍を止めない練習を分けます。通して弾く練習では小さな失敗のたびに最初へ戻らず、止まった組み合わせを後で取り出して直します。短い二コードの往復を録音すると、切り替えの空白を確認できます。

