
演奏中にピックが回るときは、握る力だけでなく、指で支える面積と弦へ入る深さを確認します。強くつかめば必ず安定するわけではありません。ゆっくり数回弾き、どの動きで向きが変わるかを見るところから始めましょう。
親指と人差し指で支える位置を決める
まず人差し指の側面へピックを置き、親指の腹を重ねます。先端だけをつまんだ状態ではなく、ピック本体を安定して支えられているか見ます。ほかの指や手首まで固めず、軽く動かせる状態を保ちます。
先端の出す量は奏法に合わせて調整します。大きく出しすぎて毎回深く弦へ入っていないか、逆に隠しすぎて指が弦に当たっていないかを比べます。指の大きさが違うため、何mmだけが正解とは決めません。
ダウンとアップを別々に試す
弦を軽く消音し、ダウンだけを数回、次にアップだけを数回試します。一方で大きく回るなら、その方向で先端が引っ掛かっていないか観察します。弦をすくい上げるほど深く入れず、当たる範囲を小さくして比べます。
ピックの角度を少し変えたら、握る位置はそのままで音と抵抗を確認します。複数の条件を同時に変えるより、回りにくくなった理由を把握できます。最後に上下交互へ戻し、同じ持ち方を再現します。
滑りと力みを区別して道具も試す
手やピックが汗で滑るなら、いったん拭いてから再確認します。厚さや表面の違うピックを試すと感触が変わることはありますが、持ち方の問題が必ず解消するわけではありません。比較するときは同じ短いフレーズを弾きます。
手が疲れるほど握っても回る場合は、押さえる力をさらに増やさず、弦への入り方へ戻ります。短い演奏を録画して、開始時と終了時の向きを比べると、途中で持ち位置がずれる様子を確認できます。

