
編み物の『とじる』『はぐ』で迷ったら、つなぐ場所が編み地の横端なのか、作り目や編み終わりの端なのかを見ます。脇のように段の並ぶ端同士をつなぐのが『とじ』、肩など目の並ぶ端をつなぐのが『はぎ』の代表例です。ただし目と段をつなぐ方法もあり、方向だけで手順を決めないことが大切です。
編み地を置き、目と段の方向を確認する
メリヤス編みなら、V字の目が横に並ぶ方向と、段を積み重ねる方向を見分けます。袖の下や身頃の脇は、段が並ぶ横端をつなぐことが多く、肩は編み終わりの目が並ぶ端をつなぐ例になります。
紙に部品の形を描き、つなぐ二辺へ同じ印を付けると整理できます。服を完成形に折って確認すれば、別の辺を合わせる取り違えも見つけやすくなります。左右と表裏も先にそろえます。
目が生きているか、止めてあるかを読む
針や別糸に残した目をつなぐ方法と、伏せ止めした端をつなぐ方法では、糸を通す位置が違います。『肩をはぐ』とだけ覚えて、残す指定の目を先に伏せ止めしないようにしてください。
作品の説明に『メリヤスはぎ』『すくいとじ』『目と段のはぎ』などの名称があれば、その図を確認します。クロバーの作品例でも複数の接ぎ方を使い分けています。同じ服の中でも、全部を一つの方法に統一する必要はありません。
対応する位置を仮止めしてからつなぐ
端と中央、模様の区切りを合わせて仮止めし、片側だけ余らないか見ます。目と段は幅が同じとは限らないため、異なる向きの端を一対一で無条件につなぐと、長さが合わないことがあります。
指定の拾い方で少し進めたら、軽く広げてつれと段差を確認します。糸を一度に強く締めず、編み地の伸びを残します。途中確認をしてから糸端を始末すれば、接ぎ方を間違えた場合にも戻しやすくなります。

