
無水鍋と圧力鍋は同じものではありません。無水調理は主に食材の水分を生かす考え方で、圧力調理は内部の圧力を高めて加熱する方式です。水を少なく使えることと、圧力に耐える構造であることを混同せず、その鍋の説明書で調理方法を確かめましょう。
無水調理は水分を逃がしにくく使う
野菜などに含まれる水分を利用し、余分な水を少なくして調理します。ふたや本体の形状、厚み等を生かして加熱する鍋があります。HALムスイの公式説明も、素材が持つ水分を生かすことを無水調理の特徴としています。
『無水』という名前でも、乾いた食材だけを入れて空だきしてよいわけではありません。米や麺など、料理によって水が必要です。食材の量と水分、火力は、その鍋の対応レシピに従って決めます。
重いふたがあるだけでは圧力鍋にならない
圧力鍋は圧力を制御する仕組みや安全装置を備え、通常より高い沸点を利用します。無水調理用の鍋のふたがぴったり合うことと、圧力鍋として使用できることは別です。重しを足したり、蒸気の通り道を塞いだりして加圧をまねしないでください。
無水鍋という商品名や、無水調理ができるという表示だけで、圧力鍋用の加圧時間は使えません。ふたが開きにくくなった場合も無理にこじ開けず、メーカーが示す対処方法を確認します。
水分と圧力の二つの軸でレシピを読む
電気圧力鍋にも無水調理に対応する機種があります。これは『無水』と『圧力』が同じ意味なのではなく、ひとつの機器で両方の条件を扱えるということです。モードごとに必要な材料や水分量が変わります。
使い分けに迷ったら、食材の水分を生かす料理をしたいのか、硬い食材を加圧調理したいのかを整理します。鍋を替えるときは時間だけ流用せず、新しい鍋のレシピへ戻ってください。水を減らすほどよいという判断は避けましょう。

