
圧力炊飯器と圧力鍋は、どちらも圧力を使う機器でも、許される調理をそのまま置き換えることはできません。圧力炊飯器で調理するなら、その型番の取扱説明書や付属レシピに載る用途だけを使います。圧力鍋での炊飯も、鍋に対応する米と水の量・手順を確認してください。
圧力炊飯器の用途欄を最初に読む
炊飯や保温に特化した機種と、指定の調理メニューを備えた機種があります。『調理』ボタンがあるだけで、あらゆる煮物に使えるわけではありません。型番を確認し、用途、最大量、禁止する食材や方法を取扱説明書で読みます。
象印は、説明書やお料理ノートに載っていない用途を使わないよう案内しています。SNSで別機種が成功したレシピでも、蒸気経路や制御の違う自分の炊飯器へ移してよい根拠にはなりません。機種が不明なら、先に表示を確認しましょう。
泡・粘り・袋などで蒸気経路を塞がない
炊飯器では、膨らむ食材、粘りの強いルー、多量の油、袋やシートを使う調理などが禁止例に挙げられます。問題は食材に火が通るかだけでなく、蒸気の経路を塞ぐおそれがあることです。圧力鍋のレシピをそのまま入れないでください。
水を少なくすれば安全になる、保温なら何を入れてもよい、といった自己流の変更も避けます。内ぶたや弁の部品を取り外して別用途へ使うこともしません。対象機種が認めるメニューと分量を守ることが前提です。
圧力鍋で炊飯する場合も専用手順を使う
圧力鍋に炊飯レシピがあるなら、浸水、水量、加圧、蒸らし、減圧をその鍋の手順で行います。炊飯器の目盛りや時間を流用すると、鍋の圧力や水分の残り方が違い、同じ結果になるとは限りません。
炊き上がり後の保温や予約を含めて考えると、炊飯器と圧力鍋では日常の使い方も異なります。兼用したい理由が置き場所なら、まず作りたい料理が正式に対応しているかを確認します。対応がない用途は、別の適切な鍋を使う方が確実です。

