
フェニックス・ロベレニーは、幹の先端にある成長点から新しい葉を出すヤシです。下の古葉が枯れた場合と、中心の新しい葉や成長点が傷んだ場合では回復の見込みが違います。外側の葉の色だけで幹全体の生死を決めないようにします。
古葉ではなく、中心の新葉の状態を見る
下側の葉に枯れがあるだけなのか、中心から伸びる未展開の葉まで変色・軟化しているのかを見ます。中心の葉が容易に抜ける、基部が腐るといった変化は、成長点付近の傷みを疑う材料になります。
確認のために中心葉を力いっぱい引っ張ったり、先端を切り開いたりしないでください。葉柄のとげにも注意し、触る範囲を最小限にします。
一本の幹の成長点を失う意味を知る
ヤシの幹は、一般的な枝分かれする樹木のように、上部を切れば幹の途中から代わりの枝が出るとは限りません。その幹の成長点が完全に死んでいれば、そこからの新葉の再生は見込めません。
複数の幹がある鉢では、寄せ植えされている場合もあります。一本の状態から鉢全体を一括して判断せず、各幹の中心を区別して観察します。
回復判断は経過と栽培条件をそろえて相談する
低温に当たった時期、鉢の排水、水のたまり方、症状が始まった日を整理します。中心葉の異常だけでは病原体まで特定できず、薬剤を自己判断で重ねることは避けます。
緑の葉まで一斉に切り落とさず、株全体と中心部の写真を園芸店へ見せましょう。生育期にも中心から新葉が出ない、軟化が進むなどの経過は、回復可否を判断する大切な情報です。

