
望遠鏡の倍率は、鏡筒の焦点距離を接眼レンズの焦点距離で割ると求められます。例えば600mmの鏡筒に20mmの接眼レンズなら30倍です。倍率は本体だけに一つ決まっている数値ではなく、組み合わせで変わります。
二つの焦点距離を同じ単位で読む
鏡筒の仕様にある焦点距離と、接眼レンズに記された焦点距離を確認します。どちらもmmでそろえ、本体の値を接眼の値で割ります。口径の数値を割り算へ使わないようにしてください。
同じ600mmの本体なら10mmの接眼で60倍になります。接眼レンズの数字が小さいほど倍率は高くなるため、大きな数字が高倍率と思い込まないようにします。
補助レンズの倍率も含める
バローレンズなどを組み合わせると、通常の計算から倍率が変わります。2倍のバローを指定どおり使用する構成なら、元の倍率に2を掛ける考え方になります。
取り付け位置や機材の組み合わせで条件が違う場合があるため、付属品の表示と説明書を確認します。天頂ミラーを付けただけで必ず2倍になる、というように部品の役割を混同しないでください。
計算できる倍率と見やすさは別にする
数字上は高倍率にできても、像が暗くなったり揺れが目立ったりして、細部を読み取りにくくなることがあります。まず低倍率で対象を見つけ、見え方を確認しながら上げます。
月全体を眺めるときと小さな模様を追うときでは、欲しい視野も異なります。接眼の焦点距離と実際の見え方をメモしておくと、次回どの組み合わせから始めるか選びやすくなります。
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参考:ビクセン・焦点距離と倍率の計算。

