
前ボケが主役を隠すときは、ぼかす量を増やす前に、手前の物と主役の重なりを変えます。カメラを少し上下左右へ動かし、顔や花の中心など見せたい部分が抜ける位置を探しましょう。前ボケを入れない一枚も比較に役立ちます。
主役の見せたい部分を空ける
手前の花や葉を画面の端へ寄せ、主役の重要な輪郭に重ならない位置を探します。数センチの視点移動でも近くの物の重なり方は大きく変わることがあります。
人物なら目や表情、花なら中心や特徴的な花びらなど、読み取ってほしい部分を先に決めます。植物を折って移すのではなく、自分の位置やカメラの高さで調整してください。
距離と絞りで形の残り方を変える
主役へピントを置き、手前の物との距離や絞りを変えてぼけ方を比較します。前景が主役に近い場合は形が残りやすく、カメラに近い前景は大きくぼけて色の面のようになることがあります。
大きくぼかせば必ず邪魔にならないとは限りません。色の面が主役全体にかぶる場合もあるので、設定を変えるたびに画面全体を見ます。ぼけの大きさと配置を別々に調整することが大切です。
焦点と画面の四隅を最後に見る
AFが手前の葉へ合ってしまうなら、測距点を主役に置き直すか、必要に応じてMFで調整します。前景がぼけていることより、主役の必要な部分が鮮明なことを優先します。
前ボケありとなしを撮り比べ、奥行きや雰囲気が加わっているか確認します。画面の端に濃い塊ができて視線を奪うなら、入れる面積を減らします。前ボケは必須の飾りではありません。
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参考:ニコン・前ボケと距離、絞りの関係 / ニコン・主役と前景の配置。

