
降っている雨が写真に見えにくいときは、雨と背景の明るさの差を探します。明るい空を背景にするより暗い木々や壁を選び、横や後ろから雨滴へ光が当たる位置を試すと、雨を分離しやすくなります。
暗い背景の前に降る雨を探す
雨滴と背景が似た明るさでは、写っていても区別しにくくなります。暗い植え込みや建物の陰を背景にし、その手前を落ちる雨が見えるか肉眼でも確認します。
背景を変えるために道路へ出たり、不安定な足場へ移動したりする必要はありません。屋根のある安全な場所から画角を狭めるだけでも、明るい空の割合を減らせます。
雨滴を照らす方向を見る
横や後ろから光が当たる雨は、暗い背景に対して明るく見えることがあります。昼なら雲の切れ間の光、夜なら街灯の周辺など、雨に光が届く場所を探します。
光源そのものを大きく画面へ入れると、まぶしさやゴーストが目立つこともあります。光が当たる雨の位置と、カメラへ直接入る光を分けて考え、構図を少し変えて比べます。
点か短い線かを速度で選ぶ
速いシャッターは雨粒を短く、遅い速度は長い筋として残しやすくします。ただし雨の速さや距離が違えば写り方も変わります。明るさを合わせながら何段階か試してください。
雨を写すために機材をぬらす必要はありません。防滴仕様でも無条件に防水とは考えず、カバーや軒下を使います。荒天では撮影をやめ、レンズに付いた水滴と空中の雨を混同しないようにします。

