
滝の水を白い筋として流して写すには、動く水をある程度長く露光し、岩など動かない部分を止めます。まず水をどれくらい滑らかに見せたいかを決め、同じ構図でシャッター速度を変えて比べるのが近道です。
水の粒を残すか筋にするか選ぶ
速い速度では飛沫や水の粒が目立ち、遅くすると動きが重なって線や膜のようになります。水量や流れる速さ、撮る距離でも印象が変わるため、全ての滝に同じ秒数を当てはめません。
一つの構図で少し速め、次に長めと撮り比べます。流れの形が分かる筋を残したいのか、滑らかな面へまとめたいのかを決めると、露光時間を選びやすくなります。
水以外の基準点を止める
岩や岸の輪郭が鮮明なら、水だけの動きを見せやすくなります。安定した場所にカメラを固定し、シャッター操作の揺れを減らします。葉が風で動く場合は、水と同時に流れて写ることもあります。
足元のぬれた岩へ無理に近づいたり、水際で三脚を不安定に立てたりしないでください。安全に撮れる位置で画角を選び、レンズに付くしぶきも撮影の合間に確認します。
白い流れにも濃淡を残す
露光時間を長くした結果、流れ全体が真っ白に飛ぶと筋の形が分からなくなります。絞り・ISO感度を調整し、明るさを保ったまま時間を変えます。必要な場合にNDフィルターを使います。
完成写真は水の白さだけでなく、暗い岩との対比と細かな濃淡を見ます。速い一枚も残して比較すると、単に白くなった写真と、流れの表情を選んだ写真の違いが分かります。

