ワクちゃん雑学

ヒストグラムが右端に寄ると何が分かる?画面の明るさに頼らない確認

庭のテーブルに置いたカメラと折り畳んだ三脚のイメージ

通常の静止画のヒストグラムが右寄りなら、明るい階調の画素が多いことを示します。ただし右寄りというだけで失敗ではありません。右端に情報が詰まり、大切な明部の模様が失われていないかを、実画像やハイライト表示と合わせて確認します。

ワクちゃんワクちゃん:山が右にあるから暗くしなきゃ。
チャッピーチャッピー:白い物が多い写真なら自然な場合もあるよ。まず被写体を考えよう。

横軸は明るさ、縦軸は画素の数

ヒストグラムは、左が暗い階調、右が明るい階調です。山の高さは、その明るさの画素がどれだけあるかを表します。山が高い場所が写真の中で高い位置にある、という意味ではありません。

雪景色や白い背景なら右寄り、暗い舞台なら左寄りになることがあります。山を必ず中央へ移すのではなく、何を撮った写真なのかと一緒に読みます。モニターの明るさに惑わされにくい補助情報として使いましょう。

ワクちゃんワクちゃん:山の高さは光の強さ?
チャッピーチャッピー:その明るさの画素の数だよ。明るさ自体は横の位置で読むんだ。

右端と失いたくない明部を照らす

右端に山がぶつかるような形なら、明部が飽和している可能性を確認します。ハイライト表示で位置を探し、白い服の模様や雲など、残したい部分の細部が見えるか拡大してください。

小さな光源や強い反射が白くなることを許容する表現もあります。全ての点滅を消すために人物を真っ暗にするのではなく、どの部分の情報を優先するかで露出を決めます。グラフだけでは失われた場所の重要性は分かりません。

ワクちゃんワクちゃん:右端に触れている所は全部失敗?
チャッピーチャッピー:残したい模様が消えていないか見よう。小さな反射などは判断が違うね。

撮り直して階調の変化を見る

残したい明部が飛んでいるなら、露出を少し下げて再撮影し、グラフと実画像を比較します。暗部が見えなくなる場合は、光の当て方や構図も見直します。補正だけで全ての明暗差が収まるとは限りません。

カメラのヒストグラムと現像ソフトの表示は、画像処理などにより異なることがあります。色別のRGB表示が使える場合は、一色だけ右端に寄っていないかも参考にします。RAWや特殊な動画設定の情報量を、通常の表示だけで断定しないようにしましょう。

ワクちゃんワクちゃん:グラフだけ見れば完成かな。
チャッピーチャッピー:実画像とハイライトの場所も一緒に見て、何を残すか決めよう。

関連記事

参考:ニコン・ヒストグラムと画像情報 / ニコン・白とびの確認。

-ワクちゃん雑学