
いちごのランナーは、実の収穫を優先する時期には早めに取り、次の苗を増やす目的なら必要なものを残します。伸びたものをすべて残すか、すべて切るかを一律に決めず、株の役割を分けると管理しやすくなります。
ランナーと花房を見分ける
ランナーは株元から横へ伸び、先に子株を作る細い茎です。花や果実を付ける花房とは役割が違います。切る前に先端をたどり、子株なのか花なのかを確認してください。
果実を育てている時期にランナーも多く残すと、株は実と子株の両方を育てることになります。収穫を優先する株では、不要なランナーを株元を傷めない位置で清潔なはさみで切り、強く引き抜かないようにします。
苗を増やす株を決めて残す
翌年用の苗を作るなら、よく育ち、病気が見られない株を親株に選びます。収穫後の苗作りとして取り組むと、実を取る管理と分けやすくなります。品種や作型による違いは苗の説明で確認します。
伸びたランナーを絡ませたままにせず、必要な子株を土の入った小鉢へ受けます。葉だけ出た段階で急いで親株から切り離さず、子株が根付くまでつないで育てる方法があります。
根付きを見て子株を独立させる
子株の根付きは新葉の伸びや鉢内の根の様子で確認します。日数だけで切らず、土から浮いていないかも見ましょう。根付いたら親株側のランナーを切り、品種と採った日を記録します。
増やす数を先に決め、残りを整理すると鉢の過密を防げます。弱い株や病気が疑われる株から無理に苗を取り続けず、次作へ持ち越す苗の健康を優先してください。

