
さつまいもの葉がよく茂っていても、それだけでつるぼけとは断定できません。茎葉ばかり伸びていもが太らない状態を疑うときは、窒素肥料と前作の残り、日当たりや排水を振り返ります。
葉の量だけで地下の育ちを決めない
さつまいもは葉で養分をつくり、地下のいもへ蓄えます。元気な葉が必要なので、よく茂ったからと地上部を一気に切り落とすのは避けます。植え付けからの期間と品種の生育も確認しましょう。
つるぼけでは、地上部が旺盛な一方でいもの肥大が十分に進みません。収穫時期よりずっと前に株を何度も掘り返すと根を傷めるため、確認は適切な時期の試し掘りなどで行います。
窒素と前作の肥料が残っていないか見る
タキイ種苗は、窒素が多いことや前作の残肥をつるぼけの要因に挙げています。植え付け時の肥料だけでなく、前に育てた野菜へ多く施していなかったかを確認します。有機質肥料でも多ければ影響します。
さつまいもは肥料の吸収力が強い作物です。葉が茂るのを見て追肥を重ねず、今までの施肥量と用土の表示を整理します。別の肥料を大量に加えて帳尻を合わせようとしないでください。
日照と水はけも合わせて見直す
生育前半の曇雨天や水はけの悪さも関係します。雨の後に畝間へ水がたまり続けないか、周囲の植物で日陰になっていないかを見ます。肥料だけを減らせば必ず解決するとは限りません。
つるの節が地面へ根付いた場合の管理は、品種や栽培案内に沿って行います。つるを強く引いて株元を傷めたり、葉を大量に取り去ったりする方法は避け、次作では残肥を考えた畑選びと施肥計画に生かしましょう。

